東海大学 航空操縦学調書【志望理由書】
こんにちは、スーさんです
東海大学を経て国内航空会社で働いています
パイロットを目指す人や訓練生を応援するためにブログを書いています
そして、スーさん自身の経済的自由への道のりを発信しています。
今回は東海大学を目指している人に向けて大学志望理由書(航空操縦学調書)をどうやって書いていたかをブログにしていきたいと思います。
今見返してみると、もっといい書き方できただろ〜と思いますが、当時のスーさんにはきっとベストだったんでしょう。
塾の先生、学校の先生など色々な人にアドバイスをもらいに行っていた記憶があります。
志望理由書の構成
大まかに志望理由書の構成は以下の通りでした。
- 結論『パイロットになるためのプロセスとして最適だと考えたから』
- パイロットになろうと思ったきっかけとその具体的なエピソード
- パイロットについて調べたことを自分なりに分析(必要なスキルや魅力など)
- 東海大学のメリット(東海大学に行く理由・自分の考える魅力)
- 自分の過去からパイロットに活かせると考えるポイント
- 締め
合計で約950文字でした。
現在とは少しフォーマットが違い文字数が足りなかったり、多すぎたりするかもしれませんが、そこは適宜調整していけばいいかと思います。
志望理由書の大事な点
志望理由書を通して、まずは、採用担当の教授や先生に興味を持ってもらうことが大事だと思います。
そして、面接の時はこの文書から質問がきますので面接で「この人のコレについて、もっと聞いてみたいな!」と思わせるような布石を散りばめていくことが大事です。
そして、綺麗な文であることも大事ですが、「自分らしさ」がもっと大事です。
(まあ、らしさが出過ぎていて、協調性あるのかな?とか変なこと思われるのも考えものですが。バランスが大事ですね。笑)
結論ファースト
まずは、結論を一番に持ってきましょう。
この先、就職活動などいろんな場面で志望理由書や、自己アピールの文書を書くことがあるかと思いますが、どんな文書でもまずは、結論を一番に持ってくる必要があります。
採用担当の人は一日何十枚、何百枚もの志望理由書を読まなければならないので、1文目で何が書いてあるかわからない志望理由書は読む気にもなりませんs、目にも止まりません。
志望理由書を通して「あ、この人と話してみたい。どんな人なんだろう?」と思わせるようにしなければなりません。
文章はなるべくシンプルに、分かりやすく。が大事です。
スーさんの志望理由書をまとめると、東海大学に進むことが、自分にとって『パイロットになるためのプロセスとして最適だと考えたから』ということになった訳です。
パイロットになろうと思ったきっかけ
ここはなるべくシンプルに書きたいところです。
パイロットになりたいと思ったきっかけなんて、正直なんでもいいです。(理由は人それぞれですし。)
が、そこが自分の原点になる訳ですから、自分の言葉でしっかり伝えられるように、深掘りをしたり、自問自答したりしていきましょう。
例:小さい頃に飛行機に乗って旅行したことがきっかけ
- それはいつ?
- 飛行機の中で何を見た?何を感じた?
- 小さい頃に飛行機に乗る人はたくさんいるけど、なぜあなたは関心を持った?
ここは布石を詰め込めるような場所ですので、面接で突っ込んでほしいことを書いておくと良いかと思います。(面接で聞きたい=興味がある)
自分の考える『パイロットについて』
人は関心を持てば、色々調べますよね。
調べていくうちにあなたは、何を学びましたか?何を感じましたか?
パイロットにはどんな能力が必要と考えますか?
ここら辺は、今の時代いくらでもネットに載っていますし、Youtubeで航空会社のパイロットが喋っている動画もありますね。
ここで大事なのは、それらは『全て正しいが、志望理由書に書く上では正解でない』ということです。
実際にパイロットになった人が言っている事は概ね正しいでしょう。
しかし、真逆なことをいうパイロットがいるかもしれません。
そのパイロットはなぜそのようなことを言ったのでしょう?ネットに転がっている文言はなぜそのような表現がされているのでしょう?
志望理由書に書くべきことは『あなたが考えていること』です。
- パイロットは責任感が必要
- コミュニケーション能力が必要
- 健康な身体が必要
これらを書けば、まあその通りでしょう。
では、責任感とはなんでしょう?コミュニケーション能力とはなんでしょう?
あなたがパイロットになる上で身につけていかなければいけないとを考えてみましょう。
自分が『東海大学にいきたい理由』
その上で、東海大学であなたは何を得られるのでしょうか?
東海大学に通う4年間でどのような知識やスキルや考え方を学べるのでしょうか?
それは東海大学でしか得られないものでしょうか?東海大学にしかない強みとはなんでしょうか?
一つ前の段落で考えて書いたことがこの段落で活きてくる訳です。
ここに一貫性があればきっとより東海大学に行く理由がはっきり伝わるでしょう。
例えば「ライセンスが取れる」というのは当たり前ですので、もっと深く考えてみましょう。
- UNDでの訓練
- アパートで共同生活
- アメリカでJCABのライセンスを取る
これらの過程ではどんな努力が必要でしょう?どんな困難が想像できるでしょう?それらを乗り越えていくのでしょう?
自分の強み
このパートは少しで良いかと思います。(「志望理由を書け」がお題なので)
あなたが大学を受験するまでにした経験を通してパイロットに活かせることはありましたか?どんなことでもきっと活かせるはずですので考えてみてください。
「自分の強みを東海大学での訓練でさらに磨いてパイロットとして…」
とか
「自分の強みを活かして同期と協力してエアラインで活躍できるパイロットに…」
みたいな感じで繋げつつ、最後の結論へ繋げていきます。
まとめ・結論
最後に、「以上より、私は東海大学操縦学専攻を志望します」
みたいな一言で締めれば綺麗な志望理由書として完成すると思います。
文書の最初で書いた結論ファーストの文言を見て、そこからその結論に至った理由を読む。
ここに一本筋が通っていればバッチリです。
終わりに
いかがでしたか?
この志望理由書は自分の原点なので、この先のエアラインの採用の時とか、訓練で躓いた時にも自分を助けてくれるものだと思います。