【パイロットになりたい人必見!】東海大 航空操縦学専攻【メリット5選】
こんにちは、スーさんです
東海大学を経て国内航空会社で働いています
パイロットを目指す人を応援するためにブログを書いています
この記事では、パイロットを目指す人に向けて、東海大学の航空操縦学専攻を考えている人に向けて、どのようなメリットがあるのかがまとめてあります
個人的には、パイロットを目指す上で東海大学はとても良い選択肢だと思います!
エアラインパイロットに必要なライセンスが最短で取れるから!
その中でのメリットはこの5つです
- 日本とアメリカのライセンスが取得できる
- アメリカでの訓練
- 航空会社への就職が有利
- 20代前半でライセンスが取れる
- 大学卒(学士号)の資格が取れる
東海大学ではパイロットを目指す上で必要なことが揃っています
一つずつ見ていきましょう
日本とアメリカのライセンスが取得できる
東海大学ではアメリカのノースダコタ州にあるノースダコタ大学(UND: University of North Dakota)で訓練をします
アメリカでは次のような流れでライセンスを取っていきます
- FAA(アメリカ)の自家用操縦士技能証明
- FAA(アメリカ)の計器飛行証明と事業用操縦士技能証明(単発・多発限定)
- 日本の事業用操縦士技能証明(単発・多発限定)
- 日本の計器飛行証明
まずは、アメリカの事業用ライセンスを取ってから、日本のライセンスに書き換えよう!
という流れです
つまり、アメリカの事業用ライセンスと日本の事業用ライセンスが取れるということです
このFAA(アメリカの航空局のことをFAAといいます)のライセンスが取れるメリットが大きいのです
色んな国で使える 例:東南アジア等
アメリカは世界をリードする航空大国です
その航空局であるFAAが発行するライセンスはアメリカ以外でも使える国があります
将来エアラインに限らず、日本以外でも飛びたい!と思った時に役に立つこと間違いなしです(^▽^)/
グアムやハワイでフライトできる
これはキャリアには関係ありませんが、FAAのライセンスを持っていると、当然アメリカで飛ぶことができます
例えば、ハワイに旅行に行った時はハワイで飛行機を借りて遊覧飛行で飛ぶこともできますよ
おまけみたいな感じで紹介してしまいました(笑)
アメリカ UNDでの訓練
東海大生が訓練するUNDはアメリカでも屈指の大学です
そこで訓練をする良い点は次の5点です
- 訓練所のクオリティが高い
- 広大な土地でのフライト
- 教官
- Undergrads(学部生)の存在
訓練所のクオリティが高い
UNDは学生の数も持っている飛行機もアメリカトップクラスです
飛行機がたくさんあるのでメンテナンスで飛行機が全く使えないという状況には基本的になりません
UNDはFAAからも認められているパイロット養成施設なので、訓練の仕組みやシラバスがきっちり決められています
例としては、その一つにUND Safety Policy & Procedureというものがあります
- 基地空港付近ではこう飛ばなければならない
- こういう時は飛んではいけないetc.
これは安全で効率のよい訓練を行うためにUNDが定めているルールみたいなものです
そして、UNDは東海大だけでなく世界各国のエアラインが訓練所として利用しています
世界的に見てもクオリティーが高いといえると思います
広大な土地でのフライト
UNDの訓練エリアはめちゃくちゃ広いです
関東平野くらいあります
だからなんだと思いますよね
基本的に訓練中は訓練エリアからでてはいけないので、訓練エリアが狭いとすぐに針路を変えないといけなかったりするので結構めんどくさいです
そして民間機が頻繫に飛んでいる場所でもなければ、山とかの障害物が無いのも訓練がしやすい特徴です
逆に畑ばっかりで目印が無いのが残念ですが(笑)
そして、だいたい各訓練エリアにローカル空港が一つあるので、基地空港が混んでいる時でも離着陸の訓練ができます
チェックの時はこれがなかなか厄介な問題になるんですけどね(笑)
教官
UNDの教官は、
- UNDに在学中で教官のライセンスを取っている学生
- UNDを卒業してリージョナルエアラインのパイロットに必要なフライトタイムを稼いでいる卒業生
がほとんどです
他にもエアラインには行かず、ずっとUNDにいる人や他のフライトスクールからやってきた人もいます
何が良いかと言うと、、、
同じエアラインを目指している人がたくさんいる!ということです
実際に私の教官は現在SkyWestというリージョナルエアラインでエンブラエルやCRJを飛ばしています
エアラインを目指すもの同士として、色んな情報を教えてくれました。彼らもUnitedやAmericanを目指してキャリアをスタートさせています
もちろん経験豊富なベテランの教官もいますよ
規模が大きい分、色んな教官がいるのが良い点だと思います
Undergrads(学部生)の存在
大学なので、当然UNDのUndergrads(学部生)がいます
彼らも自家用操縦士→事業用操縦士→教官
とライセンスを取っていき、エアラインを目指したり、ジェネアビのパイロットとして巣立っていきます
私は彼らからパイロット=エアラインパイロットではない!ということを学びました
エアラインを目指す人もいれば、そうではない人もたくさんいます
彼らは私の視野を広げてくれた存在です
彼らがチューターとして在籍している教室みたいなところがあるのですが、私はそこに通いまくり、色んな人と交流することができました
航空会社への就職が有利
これは、航空会社の就職試験に合格しやすい!ということではありません(笑)
会社の採用基準なんてものはわかりませんし、その時の社会情勢や会社の財務状況にもよります
では何を持って有利なの?ということですが、、
まず、UNDでライセンスを取り無事帰国した後は就職活動が待っています
そして、ANAグループの会社から順次募集がかかかります
「有利」と表現したのは、色んな航空会社が、いわゆる公募ではなく、東海大学のライセンサー向けに採用試験を組んでくれるところです
卒業生の主な就職先は以下の通りです
- ANA
- ANA WINGS
- Peach Aviation
- ソラシドエア
- スターフライヤー
- スカイマーク
- フジドリームエア
- 琉球エアコミューター
- 日本トランスオーシャン
- ジェットスタージャパン
必ずANAにいけるのか?という質問がよくありますが、必ずではありません
その人次第としか言えません
20代前半でライセンスが取れる
これが東海大の一番のメリットと言ってもいいかもしれません
パイロットとしてキャリアを積んでいく上で欠かせないのはフライトタイムです
20代前半で飛び始めることができるということは、それだけ早くフライトタイムが稼げるということです
就職した会社に一生を捧げるひともいるかと思いますが、そうでない人にとってはフライトタイムが早く稼げるという価値は高いのではないでしょうか
現役で入学して卒業した場合は、地上研修の期間にもよりますが、23~24歳でパイロットとしてのキャリアをスタートすることができます
自社養成や4年間大学に通ってから航空大学校へ行った人とはだいたい2年くらい差ができるので、フライトタイムは1500~2000時間くらい違ってくるのではないでしょうか
※あくまでざっくりとした計算なので、差ができる要素は他にもあります
社会人の経験がないとか、大学で色んな経験ができないという意見もあるので、一概に最短でパイロットになれる方がいい!とは言えませんが、フライトタイム早く稼ぐという側面で見た時はメリットになるのではないでしょうか
大学卒(学士号)の資格が取れる
これは、当たり前の話ですが、
ライセンスを取って卒業したら、大学卒の資格が取れます
今の時代、大学卒は何かと重宝されますので、もし、この先パイロットを続けることが難しい…となった時でも大学卒として就職活動できます
まとめ
東海大学はパイロットに必要ライセンス取れるだけでなく、アメリカで訓練できる環境です
今回取り上げたメリットは5つですが、もちろん他にもあります
一方学費が高いという難点がありますが、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください
この記事でデメリットはあまり挙げていませんが、それでもデメリットよりメリットが大きいと考えています
まとめると東海大学 航空操縦学専攻はパイロットを目指す上での一つの選択肢としてとても良いと思います
それでは今回はこの辺で終わりたいと思います!では!